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しまねを楽しみ、ミライへ繋ぐコラム

ゴビウスサポーター 鈴木さん

アカエイと巡る自然の宝庫「宍道湖・中海」をもっと身近に!

自然の宝庫「宍道湖」をもっと身近に!

島根大学大学院生&ゴビウスサポーター 鈴木渚斗(すずき かいと)さん

島根大学大学院自然科学研究科の鈴木さんは、大学で生物を研究しながら出雲市の「宍道湖自然館ゴビウス」でアカエイの解説もしています。

―鈴木さん、こんにちは!これは何という魚ですか?


これは「アカエイ」です。

「エイ」というとみなさんは海に棲んでいるイメージがあると思いますが、何と!宍道湖・中海にもたくさんくらしているんです!

ここゴビウスでも子供達の人気ものなんですよ。

―あれ?宍道湖は塩分が海より低い汽水域ですよね?

アカエイの仲間は世界中の海に分布していて、とても適応力がある生き物。

海よりも塩分が低い環境でも生きられます。

そのため、汽水域の宍道湖・中海でもくらしていけるんです。

なんと、松江城のお堀にもいます!エイがいる国宝のお城は、全国でも松江城ぐらいかも!春先に日向ぼっこしながら水面付近を泳いでいるのを何回か目撃されています。

世界的には数が減っているのですが、近年宍道湖では増加傾向にあります。

僕は普段アカエイが増えている理由や背景、活用方法などを研究しています。

―いつから「ゴビウス」で解説をされているんですか?

島大の生物資源学部に入ってから、環境や魚の調査を行うアルバイトをしていました。

それで魚の仕分けをしたとき、種類の見間違いのミスが多くて…。

なぜかと言うと、実際に生きている魚の色は図鑑で見る色と違うんですよね。

まずは生きた魚を見て勉強しよう!と思い、ゴビウスに通い始めたんです。

ある日、ガラスに張り付いて魚を見ているところ飼育員さんに声をかけられ、お手伝いをするようになりました。ガラス前スカウトです(笑)。

今では、同じ学部の学生たちと一緒に「ゴビウスサポーター」として活動しています。

月1回開催される「ゴビウスサポーター生きものガイド」では、生きものについてクイズや標本を使って楽しくお客さんに解説。

僕はアカエイが専門で、後輩たちはエビ類、ゲンゴロウなどの水生昆虫、オイカワやカワムツといった川魚など、それぞれが研究している得意分野を生かし、最新の研究結果などもまじえて、分かりやすくお伝えしています。

ザリガニやドクターフィッシュとのふれあいコーナーでも、お客さんとお話ししたり、小さなお子さんの質問に答えたり…。

資料も自分たちで作っていて、館内で配る学習シート「ゴビウススタディ」シリーズの製作もお手伝いしているんですよ。

―なんだか、すごく楽しそうです!


 小さなお子さんはもちろん、保護者の方、年配の方なども熱心に聞いてくれるんですよ!

僕たち学生にとっては、人間力を豊かにする場になっています。

島大が掲げるテーマは「人とともに、地域とともに」。

大学の役目は学習や研究だけでなく、地域の人と交流しながらともに歩んでいくものだという考え方です。

ゴビウスでガイドをしてると、小さなお子さん、学生、子育て世代、シニアなど幅広い年代の方と触れ合うことができます。
コミュニケーション力が養えるし、社会経験も積めます。

また、僕たちが調査で得たデータをゴビウスに提供したり、最新の研究について教えていただいたり、情報交換もできてお互いに有益な関係だと思います。

―いろんな方にお話するのは、工夫が必要ですよね。

そうなんです!特に子どもたちからは驚くような質問を投げかけられることがあります。

「これはなに?」「なんでこうなるの?」というストレートな問いかけに、専門用語で答えるわけにはいきません。

いかに分かりやすい表現で伝えるか…。すごく難しいんですが、工夫することで磨かれる能力があります!

アウトプットしながらレベルアップできる場として、活かしていきたいです。

島大では僕の代からゴビウスサポーターの活動を始めたので、後輩たちにつなげていくためにもきちんと組織化して、新しい伝統にしていきたいと思います。

―ステキな活動ですね!ゴビウスサポーターはどんな人がなれますか?

誰でもなれますよ!僕たちのような学生はもちろん、社会人の方もいます。研究者ではない一般の方でも大丈夫。

趣味として動植物・自然について学んでいる人は解説ができますし、特別な知識がない人でも、サンプルや資料の準備、ワークショップでの作業のサポート、お子さん向けのイベントでの見守りや案内など、活躍の場はたくさん!

「好き」という気持ちが一番大切です。ご自身の教養と社会経験を地域のために活かしたいシニア世代の方も歓迎です。

ぜひゴビウスのスタッフに相談してみてください!   

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