“再生可能エネルギー”とは?
地域の自然を活かして、未来につなぐ「サスティナブルなエネルギー」
たとえば、太陽の光や風、木や農作物の残さなどを活かして発電・熱利用を行う方法で、枯渇せず、繰り返し使えます。
これらは、石油や石炭、天然ガスといった化石燃料と比べて、二酸化炭素(CO₂)をほとんど排出しないことから、環境への負荷が少なく、気候変動対策・脱炭素社会の構築に大きな期待が寄せられています。
なぜ、今「再エネ」が注目されているのか
日本を含む多くの国では、2050年までに温室効果ガスの実質ゼロ、いわゆる「カーボンニュートラル」の実現を宣言しています。再エネはその中核的な手段と位置づけられています。例えば、従来の火力発電に頼る仕組みから、再生エネを主力電源に移行する動きなどが進んでいます。
また、再エネは国内資源で発電できるため、エネルギーのセキュリティ・エネルギー自給率の向上にもつながるとされています。
再エネの主な種類と特徴
設置場所・発電量・出力の変動の度合い・コストなど、特徴が異なるため、「どれか1種類だけ」に絞るのではなく、複数の方法を組み合わせることで、安定して運用しやすくなります。
- 太陽光発電
-
地球全体を見渡しながら
“持続可能な社会をつくる”こと
- 風力発電
-
風の力を利用してタービンを回し発電。洋上(海上)風力などこれからの拡大が期待されています。
- 水力発電
-
ダムや水路を活用し、水の力で発電。長い歴史がありますが、小水力など新しい方式もあります。
- 地熱発電・太陽熱利用
-
地中や地熱の熱、
太陽の熱を活かす方式。
設置場所やコストに課題もあります。
- バイオマス発電
-
木材の残材、農業・林業・食品廃棄物などの有機資源を燃料に発電・熱利用を行う方式。
2040年度のエネルギー需給の見通し
日本の2040年度時点で想定されるエネルギーの構成比率では、太陽光・風力・水力・地力・バイオマスそれぞれで、以下の通り大幅な発電量の増加が見込まれています。
発電電力量の電源構成
| 2023年度(速報値) | |
|---|---|
| 太陽光 | 9.8% |
| 風力 | 1.1% |
| 水力 | 7.6% |
| 地力 | 0.3% |
| バイオマス | 4.1% |
再生可能エネルギーが生活を支える時代
| 2040年度(見通し) |
|---|
| 23~29%程度 |
| 4~8%程度 |
| 8~10%程度 |
| 1~2%程度 |
| 5~6%程度 |
※資源エネルギー庁 エネルギー基本計画の概要(令和7年2月)から抜粋
私たちの暮らしと再エネのつながり
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始めてみませんか?
再エネは「遠くの発電所」の話ではありません。私たちの身近でも、住宅の太陽光で発電・自家消費や売電をしたり、地域で風力・バイオマス発電を導入して「地産地消」を進めたりする動きもあります。
また、再エネは化石燃料の高騰リスクに備え、災害時には分散型電源として利用できるなど、そのメリットは環境面だけにとどまりません。
CO₂を排出し枯渇の恐れがある化石燃料から、自然の恵みを生かしたエネルギーへ転換することは非常に難しく思えますが、地域・企業・家庭がそれぞれできることを少しずつ進めれば、2050年のカーボンニュートラルや持続可能な地域づくりを実現することができます。
再エネは、未来の子どもたちに残したい「安心できる暮らし」の土台です。家庭の省エネ、地域の再エネ導入、企業の脱炭素経営など、できることから始めてみませんか?
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