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しまねを楽しみ、ミライへ繋ぐコラム

株式会社Rustic Craft 戸谷さん

火のある暮らし 人生をあたためる薪エネルギー(2)

地域の木であたたまる…魅力的ですね!

薪ストーブのストーリーは、実は「薪作り」が多くを占めています。

薪ストーブを100%楽しみたいのだったら、自分で薪を作ることを勧めています。

目の前に自分の作った薪がどんどん増えていき、成果としてきれいに積み上がっているのを見るのは、醍醐味のひとつです。

薪を作るワークショップに参加するオーナーの中には、これが1番楽しいという人もいますよ。

薪割りのイベントは、いつ頃、開催しているのですか?

2~4月の間に3,4回開催していて、各回10組程度が参加されます。

薪割りに使うスウェーデン製の木製の斧などのアイテムも、皆さんに人気です。

こちらで割る前の状態まで準備して、「さあ、皆さんどうぞ」と。「ノルマが終わるまで帰れませんよ」ってね。(笑)

薪ストーブユーザーは、常に頭の中に薪のことがあるんです。

夏の間に、積んだ薪のカサが乾燥によってだんだん減っていく様子を愛でているんですよね。

お盆を過ぎると、みんなソワソワしてきます。暑くてもソワソワ(笑)

早く寒くなって薪ストーブが焚けないかなって。

こんな、地域の自然や季節とともにうつろう時間的な使い方とか、時間の流れ方とかがすごく豊かだなと思います。

はまると、すごく楽しい世界ですね。

ショールーム近くの「旧大谷小学・幼稚園」を活用した複合施設「TERRACE OODANI テラスオオダニ」。薪火が楽しめるカフェや図書館などがあり、新たな地域コミュニティーの場になっていますね

閉校が決まった大谷小学校と幼稚園を、次にどう生かしていくかという話が市から出たのを機に受け皿になりました。

名前を「TERRACE OODANI テラスオオダニ」にした1つの理由は、中庭を中心に学校の廊下、幼稚園、保健室、給食室とかあるんですけど、テラスを介してみんなが繋がるような、ちょっとした村っぽい感じの雰囲気になったらいいかなと。

旧大谷小学校といえば、ドラマの撮影地でも話題ですね!

校舎は、テレビドラマ「VIVANT(ヴィヴァン)」の撮影地に使われたとか、かつて総理大臣を務めた若槻礼次郎が教鞭に立った校舎であるとか、知名度は高いですね。

木造の歴史的な建造物を見たくて訪れる人も多いです。

その建物を生かして、薪ストーブを楽しめるカフェや図書館を作られたのですね

寒い時期は薪ストーブが楽しめるカフェ「KOTA(コタ)」の珈琲豆は、障害者施設のはばたき(山陰家庭学院)でオリジナブレンドをつくってもらっています。

これも、薪ストーブオーナーのご縁があり実現しました。

また食材は、できるだけ地元産を使うようにしていますので、そのスタンスは変えないで続けたいですね。

夜カフェの照明は、昼間に屋根の上にある太陽光パネルで発電したものを蓄電池にためた電力を使っています。

太陽の光と薪で100%自然由来のエネルギーですね。

これは災害時に地域住民の方の力になるためにも取り入れた設備です。

でも、一番は身近に薪ストーブのない人たちにも、このカフェで薪ストーブの温もりや空気感を味わってもらい、薪火の魅力を知っていただきたいです。

「みんなの図書館 HYGGE(ヒュッゲ)」は基本的に私設図書館の扱いでやっていて、本は寄贈していただいています。

個人に本の棚貸しをするスタイルで、自分の好きな本を並べていただいてもいます。

来た人が自由にお茶飲めたりお菓子食べたりして、ゆっくりと過ごせる居心地のよい空間になればいいと考えています。

デンマークのヒュッゲのように。

お話をうかがってきて、薪ストーブは冬が長い島根と相性がいいと感じました。

11月から4月まで、焚ける期間が6カ月もあるんですよ!

薪ストーブは山陰の冬を楽しく暮らす大切なアイテムです。相性は抜群です。

ぼくらにとって薪ストーブは生活のひとつなので、家に帰って灯油ストーブに灯油を入れるのと同じ感覚です。

薪集めなど時間がかかることが山ほどありますが、薪ストーブのない暮らしは考えたこともありません。

薪ストーブには、他の暖房機器にはない役割があります。

家族や人間関係、人の持っている五感をあたためるということ。

地球環境を大切に維持していくことにも繋がっているということを島根の多くのみなさんにわかってもらい、豊かな時間を過ごしていただきたいですね。

私にとって薪ストーブとは、コミュニケーションツールです。

薪ストーブを住まいに導入することで広がる家族とのつながり

薪ストーブを使いたいというユーザーさんとのつながり、そのユーザーさん同士のつながり

薪づくりをとおして自然環境とのつながり

着火剤やコーヒー豆の商品化で障害者施設さんとのつながり

廃校舎やカフェの運営で広がる利用者とのつながり etc…

薪ストーブを通してコミュニケーションできる世界の広がりに魅了されているんです。

これから、戸谷さんの目指すところを教えてください

自分たちが言い続けていきたいのは、「薪ストーブで人生をあたためよう」ということ。

私は特別、地域のためにとかは思ってなくて、暖めるものの中に結果的に地域があって、暖まった地域を次の世代に渡せたらいいですよね。

✿戸谷さんにお会いして✿

憧れの「薪ストーブ」に島根のたたらの文化、森の循環とカーボンニュートラルの話…戸谷さんのお話にワクワクして、これから島根の寒い冬が1番楽しい季節になるかもしれない!と思いました。ノスタルジーな校舎、居心地のいい図書館、温もり溢れるカフェや珈琲1杯からもストーリーを感じます。校舎はテナント利用、イベント会場として貸出しもされているそう。自分の「ヒュッゲ」を探しに通いたい気持ちです。

2026年3月からケーブルテレビで放送中
しまねFuture2030#11「火のある暮らし 人生をあたためる薪エネルギー」
5分番組でも冬の薪ストーブ・薪火を堪能ください♩

各施設の情報はこちらから

株式会社Rustic Craft
HP ・ Instagram:(@Rustic Craft CO.,LTD.

薪火カフェKOTA
Instagram:(@makibi_cafe_kota

みんなの図書館HYGGE
Instagram:(@oodani_hygge

TERRACE OODANI
Instagram:(@terrace_oodani

\ Special thanks /
テラスオオダニで出会ったみなさま
 取材・撮影を見守ってくださり
誠にありがとうございました!
ドラマのお話など盛り上がり、楽しかったです

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